今回ご紹介するのは愛知県田原市にお住いの、トイレの床がタイルで、目地が黒ずんだり黄ばんでいたりして、掃除がしにくかった状態から、黄ばみ黒ずみを気にせずによくなり掃除が楽になった、S様です。
S様は、「トイレの床がタイル張りで冬になると寒感じてトイレに行くのが億劫になるのと、ものが散らかっているのが嫌でどうにかしたい。なにより、タイルの目地の汚れが目立つのでどうにかしたい」とお考えでした。
そのおトイレがどのように変身したかというと。。。
ビフォー

アフター

目次
S様が抱えておられたお悩み
床面がタイルになっていて、洗浄洗剤を使っても目地の汚れがとれにくく掃除がしづらい
冬場にトイレに行くと寒々としたタイルが目に入り、余計に寒く感じる
収納が少なく、物が散らかっている状態になってしまっているのでなんとか綺麗にしたい
手を洗って拭こうとした時に、タオルにまで到達する間に滴がこぼれてしまう。すると床に水がたまり、汚れの原因になるので、手洗いを何とかしたい。
このおトイレの問題点
昔ながらのタイル貼りで、冷たさを感じさせてしまっている
タイルの目地のセメントに汚れが浸透してしまっていて、清掃する時に擦っても取れない状態になっている
タイルの目地は上から塗り直すこともできないので、汚れが目立ったままの状態になる
タオルで手を拭こうすると水がしたたり落ちて掃除が大変になる。
木の収納ボックスはあるが、それ以外に収納スペースがなく、整理しにくい状態になっているので、来客があった時に気分よく使ってもらえない。
このおトイレに対する処方箋
こんにちは。株式会社 linkerの代表の吉仲です。今回ご紹介させて頂くのは、トイレがタイル貼りで清掃が大変だと悩まれておられた田原市にお住いのS様です。
S様のおトイレは、20年前から使われていたものでした。今回リフォームをするにあたって、奥様は「床がタイル貼りになっているので、目地に付着した汚を除去したいけれど、取れなくなっていて手入れが大変。
物が散らかっているのが嫌だし、手洗いから、タオルの位置までが遠いので、手をタオルに持っていこうとする間に、水が滴り落ちてしまう。放っておくと床がカビだらけになってしまう。
散らかっているのが嫌いなんだけど、収納が少なく整理整頓がしにくい」というお悩みを抱えられていました。
また、ご主人様は、トイレに行くたびに寒々としたタイルが目にはいるので、冬になるととても居心地の悪いトイレになってしまうという問題を抱えておられました。
さらにトイレの掃除を楽にしたい人はこの記事が参考になります。
↓
トイレ掃除を楽にしたい人必見。手入れが劇的に簡単になる方法とは?
この問題をどうやって改善したのか?
解決ポイント1 床はタイルをやめ、清掃がしやすい床に変身
以前のトイレの床は、タイル貼りで、目地の黒ずみなどの汚れをブラシでこすっても落ちなくなっていました。重曹やクエン酸など、トイレ清掃用品などの洗浄洗剤を使ってもなかなか取れない状態でした。
特にタイルの目地の黒ずみなどはこすってもなかなか取れません。そこでよくあるのが、重曹を使ったりクエン酸を使うのがよいとされていますが、目地にしみ込んでしまった黒ずみは、トイレクリーナーなどの洗浄洗剤を使ってもとれなくなってしまいます。
そこで目地だけやり直す事は出来るのだろうか?という疑問を持たれる方もおられますが、残念ながら、目地だけをとって、再度目地を入れ直すよりも全て取っ払ってしまう方が手間がかからず切れない状態になります。
しかし、タイルのままだと、数年経つとまた同じ汚れた状態になってしまいます。
そこで、汚れがつきにくく掃除がしやすいフローリングに変わりました。
タイルのように目地もなく、フラットな状態なので、掃除機もかけやすいです。便器の裏は収納になっているので、掃除機を突っ込んで掃除をしなくても済むようになりました。清掃がしやすくなりました。タイルとは違って、靴下や裸足のまま入る事もできます。
また、一日に数回しか使わないといはいえ、おトイレもスリッパの汚れを拾ってしまいます。また、白系や淡い水色のものだと、年数が経つとスリッパが擦った跡などや色が剥げてきてしまうという事が起ってきます。そこで、なるべく濃い色を使う事で、傷あとや汚れが目立たないような床になりました。
解決ポイント2 床を汚さない手洗い
以前の手洗いは便器と一体化しているものだったため、手をぬぐおうとするたびに、床に水滴が落ちてしまうという状態でした。
S様のおトイレはスペースの広いトイレだったため、新たに手洗い場を設けました。手洗い場の手前にタオルを付けることができるので、水滴を気にすることなく手をぬぐう事ができます。
また蛇口はあえて手動の物を取付けました。というのは、自動のものもあるのですが、自動タイプの蛇口は手をかざしてから約20秒ほど出っ放しになってしまいます。
男性の場合、ものの数秒で手洗いがおわるので、無駄に水がながれっぱなしになってしまいます。そのような無駄をなくすために手動のタイプにしてあります。
解決ポイント2 収納性を高めて、ものが溢れかえらないトイレに変身

奥様が気にされていた、収納のお悩みも、便器の左右に収納ができるのでき散らからない状態になりました。また、便器に繋がっている給水管や電源コードなども扉の中に隠す事ができるので、ごちゃごちゃせず、スッキリと凜としたトイレになりました。

便座やフタも、自動で開くタイプのトイレなので、手を汚すこともありません。便座を上げる時に嫌な思いをしなくて済みます。
今回使ったトイレはリクシルのリフォレというトイレです。リフォレの詳細はこちらをクリック。
↓
LIXILのリフォレは実際のところどうなのか?
解決ポイント4 漆喰を使って脱臭効果を高めるトイレに
S様のお家は築80年の和風の家で、おじい様から受け継がれ、これからも守り続けないといけないお家でした。そこで、和の雰囲気を出すために漆喰を使ったおトイレにすることになりました。
また、寒々とした床や壁のタイルが嫌だということで、ご主人様たっての希望で「漆喰が塗りたい」とのご希望がありました。なぜ漆喰が良いのか伺うと、おじいさんから引き継がれた築80年の和風のお家でした。これからも守っていかないといけない家であることと、和の雰囲気を崩さずに一貫性を出したいからということでした。
実は漆喰は、ただ和の風合いが出るだけではありません。漆喰はその雰囲気以外にも、主成分に石灰が使われていて、この石灰がカビやダニの発生を防止する効果があります。また湿気を吸う能力が高いので結露の防止にもなります。静電気も起らないので、ホコリが壁に付きにくく、壁の色の白さが長持ちします。また嫌な臭いを取ってくれる脱臭効果もあります。
ただ、壁を床まで全面を漆喰にしてしまうと、壁の色が白いので汚れた時に汚れが目立ってしまいます。なので、腰から下は、木材を使うことで汚れが目立たないようにするのと、掃除がしやすくなるようにしまいた。
実は左官屋さんでも何でも壁を塗れるかというとそうではなく、漆喰を塗れる職人さんというのは非常に少ないのです。私に協力してくれている左官職人の原田さんが漆喰を塗るのがピカイチで、S様のお宅も原田さんに塗っていただ着ました。S様にも気に入っていただき、「こんなに綺麗にして頂けるなら全部任せたい」と仰っていただけました。
実際に頂いたお客様の声

今回使った商品
トイレ:リクシル リフォレ I型
コフレルスリム(壁付けカウンターキャビネット)
カラー:ピュアホワイト
壁: 本漆喰仕上げ 腰壁:杉板張り
床: 店舗用クッションフロア