和式トイレを洋式に変える時の費用と注意点は?

あなたも和式トイレを使われているなら、毎回用をたすと時にしゃがむのが辛いとか、立上ろうとすると立ち眩みがするとか、もっと綺麗なトイレにしたい等と考えておられるかもしれませんね。

そんな時、和式トイレから洋式トイレにリフォームしたいなとも考えられることでしょう。

ここでは、弊社で実際に施工し、和式トイレから洋式トイレにリフォームして、毎日快適に過ごせるトイレになったM様の事例を元に、「和式トイレを洋式に変える時の費用と注意点とは?」についてお伝えさせて頂きます。

はじめに

M様は和式のトイレで生活をされておられた、50代後半の方でした。

お話をお伺いすると、60代を超えてくるとじきに足が悪くなってくるだろうという事と、和式トイレで用をたす時にじっと座っている状態から、用を済ませて立ちあがろうとした時に、立ち眩みがして、フラっと倒れてしまうという事も心配されていました。

足が悪くなる前に洋式のトイレにして安心して用をたしたいという事で、今回ご依頼頂きました。

和式トイレ

和式トイレから洋式にする時にかかる費用は?

多くの人が気にするのは、和式トイレから洋式に帰る時の費用の事ですよね。

和式トイレから洋式に変える場合、洋式から洋式のトイレに変える時よりも値段は上がってきます。

基本的には、M様のような雛壇のタイプの和式トイレでスタンダードな物の場合、トイレの便座の機能にもよって値段は変わってきますが、一般的には38万円から45万円ほどかかります。

工事にかかる費用を理解するには、どの様な作業をする事でその費用がかかるのかを知る事が大切です。

実際にどの様な作業をするのか手順を追って説明すると、和式トイレは上の段と下の段に分れています。

そこでまずは上の段を壊して、次に下の床を壊します。床は敷居からおよそ25センチほど掘ります。同時に壁も壊します。

注意して頂きたいのは、このの取り壊し作業です。どいう事かと言うと、和式のトイレの場合、壁のタイルなどが無理に取れない時があるのです。

どんな状況の時に壁のタイルが取れないのかと言うと、裏が土壁である時です。和式トイレをお持ちの多くの方は、壁が土壁ある事が多いです。

この土壁の場合、無理にタイルを剥がしてしまうと土壁も同時に剥がれて落ちてしまうという事が起ってきます。なので、状況次第では無理に取らずに、タイルを残してコンパネを貼っていく方が良いという事もあります。

無理に土壁をいじるとなると、タイルをハツる機械が土壁を貫通してしまうとか、いじればいじるほど、ボロボロ土がこぼれてきて、クラックがどんどん入ったりするからです。

取り壊しが終わると次に、排水と給水の作業を行います。この時にトイレをタンクレスにして、出入り口付近に手洗いを別でつける場合、手洗い用の給水・排水を、便器とは別に作らないといけなくなってしまいます。その事から、トイレのタンクの上とは別に手洗いを付ける場合、費用が上がります。また設置が可能かどうかという問題もでてきます。

次に、和式トイレの場合、電気コンセントなどを新しく作らないといけないので電気工事が入ります。通常の洋式トイレにする場合は、便座を暖める機能やウォシュレットなどの機能がついているため、電気コンセントの設置などの電気工事が必要になってくるわけです。

よく簡易便器を和式といれに据え付けるというパターンもありますが、簡易トイレの場合、電気を繋いで便座を暖めるわけでは無いので、便座に座った時にお尻が冷たく感じます。よほどの事が無い限り簡易トイレを洋式の代わりに設置するのは避けた方がよいでしょう。

他にもシロアリ対策も大切です。トイレを作ってしまうとシロアリの薬が撒けなくなってしまうので、床を壊した後にシロアリの薬を撒いておきます。これは弊社では行っていますが、行っていない業者さんもいますのでご注意ください。

この時に床下の湿気を調湿してくれる、調湿材も同時に敷きます。写真の床に撒いてある白いものが調湿材です。この調湿材を使用する事で、床下の環境が良くなり、虫が発生しにくくなります。

調湿材

次に床の下地である根太を大工さんが組んで、コンパネを貼り床を作ります。上の写真の床の部分に据え付けている木が根太です。

そして、壁を作ります。M様の和式トイレから洋式に変えた時は、左の壁はタイルを壊さずにタイルの上にコンパネを貼り、壁の下地を作りました。今回のM様邸でコンパネを貼った理由は、将来的にどこでも手すりが取り付けられようにするために貼りました。

コンパネ

そして、壁にクロスを張り付けて、最後に洋式のトイレを据え付けて完了です。

洋式のトイレ

和式トイレから洋式に変える工期としても、順調に工事が進んで3~4日ほど工事の期間がかかります。

工期が3日~4日ほどかかる為、お家に和式のトイレ1つしかない場合は、工事中は仮設トイレを置かないといけなくなります。この仮設トイレが置けない場合は、工事を行う事が困難になります。

洋式ならリトイレと言う方法で、1日でトイレの取替えを行う事ができますが、和式トイレではそうはいかないわけです。

このよう、和式トイレから洋式に変える場合、既存の状態を取り壊すのでその分ゴミも多く出ます。また、洋式から洋式にするよりも、作業の数が多く、工期もかかってくるので、一般的には38万円から45万円ほどかかるという事です。

洋式のトイレにする時は、リトイレ便器にするとまた変えなくなった時に便利です

リトイレに関してはこちらの記事をご覧ください

和式トイレから洋式に変える時の注意点

和式のトイレから洋式のトイレに変える場合、扉が開くかどうかという事が注意点としてあげられます。

これはどういう事かと言うと、和式トイレから洋式に変えた場合、洋式トイレの位置が奥の壁から75cmほど前に出てきます。

この時に、元々のトイレの室内の奥行きが狭いお家の場合、和式トイレから洋式に変えると、内開きのドアが洋式のトイレに当たってしまい、扉を全開に開く事ができないという事が起きてきます。

その場合、洋式のトイレの横に身体を逃がして、トイレのドアを開け閉めしないと行けなくなってくるわけです。

この解決策としては、ドアを外開きにするという方法があります。しかしここでも注意しないといけない事があります。それは、ドアを外開きにすると、用を足した後トイレを出ようとする時に、廊下を歩いている人にぶつかってしまう可能性があるという事です。

トイレのドアが基本的に内開きなのは、トイレを出る時に廊下を歩く人に当たらないようにする事と、ドアで廊下を防いでしまわないようにするためなどからです。

他の解決策としては、引き戸にして、扉を横にスライドさせるという方法もあります。

M様のお宅の場合は、基本的にはご夫婦だけで住まわれておられますが、娘さんがご結婚されていて、お孫さん2人と旦那さんを連れて帰ってこられることがあります。

そうなると、大人数になるので、外開きにするとぶつかってしまう確率がとても高くなってしまいます。そうなると危険である事から、今回M様邸では内開きにしました。

まとめ

和式トイレから洋式のトイレに変える事で、清掃性があがり、とても掃除がしやすくなります。

和式だとタイルになっていて、目地の汚れがなかなかとれないという事が起ってきます。床に水を撒いてデッキブラシでこすって掃除をするのも非常に大変なことです。

ですが、和式トイレから洋式に変えた場合、流せるお掃除シートなどでサットふき取ったり、掃除機をかけるだけで済みます。

また、M様が今回選ばれた様式のトイレは、便器の縁がないので尿石が溜まらず掃除がとても楽になります。もう便器の裏側に指を突っ込んで、なかなか取れない尿石と格闘する必要がなくなりました。

トイレの掃除を楽にしたい人はこちらの記事が参考になります

トイレの掃除をしても、汚れて取れない人のための解決法

お掃除以外にも、M様は和式トイレから洋式に変えたことで、ウォシュレットが使える事と暖房の便座になった事にとても喜ばれていました。

 

このように、和式トイレから洋式に変える事で、足もしびれなくなり、立ちくらみもする事がなくなり、掃除もしやすくなり、用もたしやすくなります。

今回の事例を通して、和式トイレから洋式に変えたいな~と思っておられる方に参考になりましたら幸いです。

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