玄関のドアが壊れてしまった。このままでは物騒なので早急に玄関のドアを付け替えたいけど、どれくらいの時間がかかるのか?
今まで玄関のドアの付け替えを行う場合は、1週間近くかかっていました。
最近では、玄関のドアを1日で完了するカバー工法と言う方法があります。
今回は、玄関のドアをカバー工法で取付けるメリットについて、豊橋市にお住まいのS様の事例を元に「玄関ドアをカバー工法で行う、欠点とメリットとは?」についてお話したいと思います。
S様は、誤って玄関のドアに車をぶつけてしまい、ドアが壊れてしまいました。
その玄関のドアがどのように変身したかというと。。。
ビフォー

アフター

目次
S様が抱えられていた玄関ドアのお悩みと問題点
車で誤って玄関に追突してしまった。
玄関のドアがへこんでしまって、取替えないとどうしようもない状態だった。
このままの状態だと、物騒なのとお客さんが来た時に困ってしまうので何とかしたい。
この玄関のドアに対する処方箋
こんにちは。株式会社 linkerの代表の吉仲正実です。今回は壊れた玄関ドアを、カバー工法でわずか1日で直すお話です。
S様からお電話があったのは、朝7時ごろでした。私が受話器を取ると、「玄関に謝って車をぶつけてしまって、どうにかしてほしんだけど、見てもらえないだろうか?」とお電話頂きました。
とても、焦った様子だったので「これはすぐに駆けつけないと!」と思い、お電話の直後すぐS様のお宅に向かいました。
すると、下記の写真のように、玄関のドアがへこんでしまっている状態でした。

このように玄関のドアがへこんでしまって。もう取替えないといけない状態でした。
また、ガラスが割れてしまっていて、とても危険な状態でした。

しかし、ドアは受注生産なので、注文してからメーカーがドアを作り始めます。なので、ドアが出来上がって届くまでに時間がかかってしまいます。
そこで、玄関ドアが届くまでに、ガラスが割れて玄関に筒抜けにならないようにするために応急処置として、ビニールと段ボールと養生テープで応急処置をしておきました。

この応急処置によって、新しい玄関ドアが届くまで、S様には安心して過ごして頂けました。
この壊れた玄関ドアの問題をどうやって改善したのか?
玄関ドアの取替えに1週間かかる理由と、費用がかかる理由
通常玄関のドアを取替えるとなった場合、通常5日~1週間工事の期間がかかります。
その間、玄関の出入りがしにくくなります。玄関には常に、職人さんがいるのでストレスを感じてしまう方も中にはおられます。

こちらのS様の玄関の場合、通常ですと、玄関の壁の下端に茶色いタイルが貼られてあるのが見受けられますよね。そして上に緑の壁があるのをご覧いただけるかと思います。
この壁の下地が全てモルタル(セメント)で出来ています。ここに新たに玄関を取付けるとなると、最低でも15㎝ほどグラインダー(セメントを切る機械)で切れ目を入れて、入れた切れめから壁を削ってドアを外していかないとけません。
その後、玄関ドアを付けるのですが、玄関ドアが付いたらそこから補修作業をしないといけなくなります。この場合だと、新しく玄関ドアを取付けても、周囲に削った跡が残ってしまいます。
それを補修するために、左官屋さんが入って下地を作って、またタイルを貼り直さないといけなくなります。さらに、養生期間(しっかり固まるまで待つ期間)が3日~4日かかってきます。
補修した箇所がしっかり乾いてから、ドアの周囲にコーキング材(水が入らないようにするための、ゴムのような材料)を打ちます。
そんなことから、玄関のドアを取替えるのに1週間という期間がかかってしまいます。
1週間の間の玄関は、初日にひとまず新しい玄関を取付けて玄関のカギはかけられる状態にしておくので安心はできます。しかし、ドアの枠周りの補修にとても時間がかかってしまいます。
また、当然ながら、期間がかかるだけではなく、補修をする分と補修にかかる期間の分だけ料金もかかってくるわけです。
カバー工法で1日で工事が終わるので、工事中のストレスを感じさせない。
そこで、無駄な期間と費用をかけずに、玄関のドアを取替える方法がカバー工法です。
カバー工法とは、既存のドアの枠に、新しい枠を取付けるので、壁を壊したり削ったりする必要がありません。文字通り、既存のドア枠をカバーする工法という事です。
簡単に言うと、古いドア枠の上に、新しいドア枠を付けるのがカバー工法です。
このカバー工法により、1週間かかっていた玄関のドアの取替えが、1日で終わってしまいます。朝お仕事に行かれて、夕方帰ってこられる時にはもう、ドアの取り付けは完了しているわけです。
カバー工法によってお客様とっても、工事の期間が短いので、工事期間中のストレスを感じなくて済みます。
カバー工法の欠点とは?
良いことづくしのカバー工法で、正直デメリットなんてあるのか?と私自身思うほどです。
しかし、あえてカバー工法のデメリットを挙げるとするなら、それはカバー工法にすると、既存の枠に新たに枠を取付けるので、その分ドアの幅が狭くなってしまうという事です。
カバー工法にすると、ドアの幅が若干狭くなるという事です。とはいえ、どれくらい狭くなるかと言っても、2㎝から4㎝程度です。日常生活にほとんど支障をきたしません。
また、狭くなると、ソファや冷蔵庫を新しく入れようとした時に入るだろうか?という心配をされる方もおられますが、その心配には及びません。
なぜなら、ドアを親子扉にする事で、玄関いっぱいまで広げる事ができるからです。なので、たとえカバー工法で少し狭くなって、大きな家具の出入りがあったとしても、親子扉にする事でスッと入れる事が可能です。
まとめ。
今回のS様のお宅では、急を要する状態でしたが、カバー工法により、すぐに工事が完了しました。
また、今回のドアでは、玄関の通風を良くする機能もついています。なので、お家の中の風通しがよくなり、夏でも扇風機がなくてもとても涼しい状態でいられます。また、風通しを良くすることで湿気の予防にもなります。
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玄関の風通しを良くして、涼しく過ごす方法
玄関の取り付けが早く終わるカバー工法。良いことづくしなので、玄関のドアを取替えをご検討されているようでしたら、是非カバー工法のドアも検討してみて下さい。
玄関のドアのリフォームを考えておられるならこちらの記事も参考になります。
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玄関のドアを交換する時に参考にしたい5つのメリット