長年住んでいると、キッチンに物が溢れかえってしまって、しまう所がなくなってしまうなんて事がありませんか?
キッチンの上に出しっぱなしだとお客さんが来たときに見えてしまって、恥ずかしい思いをしたり、お料理をする時にとても使いづらいキッチンになってしまいます。
吊戸棚に物を直そうと思っても、背伸びしないと届かなかったり、シンクの下の収納が少なかったり、鍋やホットプレートなどの調理器具が取り出しにくかったりすると、お料理をするのも億劫になってきますよね。
そこで、今回はW様の事例を元に、使いやすいキッチンに変わった4つのポイントをお伝えします。
ビフォー

アフター

目次
W様が抱えておられたキッチンのお悩みと問題点
物があふれてキッチンスペースが狭くなり、整理整頓がしにくい状態だった
奥様が小柄な方で、キッチンの吊り戸棚に食器を直すのが大変だった
食事を行うスペースが狭く、二人分の食事を置くスペースでいっぱいいっぱいだった
晩御飯を食べる所が暗く、せっかくの家族団欒の晩御飯が暗い雰囲気の中でしないと行けなかった。
このキッチンのリフォームに対する処方箋
W様は、始め「物が多くなってキッチンスの空間が狭くなり、暗い場所で食事をとらないと行けなくて…」と悩んでおられました。
食器棚や、冷蔵庫でキッチンのスペースが埋まってしまっているので、食事をするテーブルにトースターやレンジなどを置かないといけない状態でした。二人分の食事を置くといっぱいいっぱいになってしまう事と、キッチン自体が暗くなっていたので、楽しいはずの食事が、暗い気持ちのなか食事をとるという状態でした。
そこで、せっかくのご家族団欒の時間と、奥様がお料理をするのにもっと楽しい時間を過ごせるように、使い勝手が良く明るいキッチンにするご提案をさせて頂きました。
キッチンが暗くて、お料理をするのが億劫になるという方はこの記事が参考になります。
↓
暗いキッチンダイニングを明るくして、お料理を楽しくする方法
この問題をどうやって改善したのか?
解決ポイント1 腰を痛めずに食器や料理器具が取り出しやすくする

以前のタイプのキッチンは、開き戸だったので、食器や料理器具を取ろうとした時に、一度しゃがんで中のものを取り出さないといけませんでした。そうなると、ご高齢の奥様にはとても辛い作業になります。
そこで、引出しタイプの物を取付けました。こうする事で、キッチンの奥の方にあるものも取り出しやすくなります。手前にスライドしてくれるので、しゃがむ必要がなく、奥の物も非常に取り出しやすくなります。
そもそもキッチンが狭くて、お料理がしにくいという方はこちらの記事が参考になります。
↓
狭いキッチンでも工夫して、作業台を広く使うための3つのポイント
解決ポイント2 奥様の身長を考えて吊戸棚の物を取り出しやすく

ビフォー

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以前の吊戸棚は非常に高い位置にあり、奥様が小柄な方だったので、戸棚の中の物を取り出すのが困難な状態でした。そこで、戸棚の位置を下げる事で、小柄な奥様でも戸棚の中の物を取り出しやすい状態になりました。
解決ポイント3 断捨離をしてキッチンの空間が広がり、料理が楽しくなる

暗い状態だったキッチンルームを明るくするために、以前のタイプのキッチンよりもやや小さめのタイプの物になりました。というのは、ご家族はお二人だけでしたので、それほど広いキッチンを取付ける必要がありませんでした。
また、使わない食器も多くあり、断捨離を行う事で、食器棚が1ついらない状態になりました。食器棚があったスペースにロータイプの食器棚にすることで、食事をするテーブルにあった電子レンジなどが、ロー食器棚上におけるようになりました。
そうすることで、食事をとるテーブルに無駄なものがなく、清々しい気持ちでお食事をしていただけます。
また、明るくオシャレなライトをつける事で、キッチンが明るくなり、家族だんらんのひと時と、奥様のお料理の時間も明るい気持ちで過ごしていただくようになりました。
解決ポイント4 ガスタイプのコンロで、使い方が迷わない

キッチンを新たにすると、よく営業マンから勧められたりするのが、IHのキッチンなどですよね。しかし、今回W様のお宅では、ガスタイプのシステムキッチンを取付けることになりました。
というのは、Wさんは70代の方だったので、IHキッチンにすると使い方を1から学ばないといけなくなります。若い奥様ならなんて事はないでしょうが、高齢の方にとっては、IHは操作を覚えるのが難しく、いざお料理をしようと思った時に大変困ってしまうわけです。
そこで、今までと同じように、ガスコンロにすることで、迷わずに今まで使い慣れた状態でお料をする事ができます。