固まる土を駐車場で使ってはいけない3つの理由

駐車場に固まる土は使えない

最近流行りの、雑草対策に使用する、水を撒くだけで固まる土(砂利)ですが、よく「駐車場でも使えますか?」とよく質問される事があります。

雑草対策をする場合でも、コストの面でも、安く済みそうだし、DIYで自分で出来そうだから、駐車場も自分で作れるんじゃないか?なんて思う方もおられるでしょう。

確かに、撒いて水をかければ固める事ができるので、雑草対策にはもってこいです。しかし、使う前に知っておきたい、固まる土(砂利)の3つのデメリット。でもお伝えしたように、固まる土(砂利)にはデメリットもあります。それを考慮した上で、駐車場に固まる土を使うかどうかを考えないといけません。

率直に言うと、駐車場では使わない方が良いです。ここでは、なぜ固まる土(砂利)を駐車場で使うべきではないのかについて、その理由をお伝えします。

理由1 強度が弱いので、ヒビ割れをおこす

雑草対策のために、固まる土(砂利)をネットで検索すると、まさ王や、ハイサイド、マサファルとなど、色々な種類の固まる土が出てきます。そんな数種類のなかから、どの固まる土が良いのか?と考えた事がありませんか?

実は、固まる土(砂利)の基本的な性質はどれも変わりません。セメントと砂(土石)に、ジョーロで水をかけるだけなので、どれもDIYで簡単に雑草対策ができます。あえて言うなら、色味の違いと値段が違うぐらいです。

そんな中、駐車場でも使える固まる土(砂利)と言うものがありますが、確かに駐車場に使う事はできます。ただ、使うだけならです。

何が言いたいかと言うと、割れないという保証がないわけです。

通常、駐車場を作るにはコンクリートで作ります。なぜコンクリートを使うのかと言うと、それは強度が強いからです。基本的にコンクリートは、水で溶かしたセメントで、骨材と骨材をくっつけるという考え方です。

セメントで石と砂と鉄筋をくっつけるというイメージです。また、コンクリートの中に、ワイヤーメッシュという、網目状の鉄筋を入れる事で、更に強度が強くなります。

それにより、コンクリートにすると、重たい車が毎日出入りしても強度があるので、それほど地面に負担がかからず、長く使い続ける事ができます。

固まる土はというと、砂とセメントを撒いて、水を上からかけるだけです。セメントの強度を増そうと思うと、水とセメントを上手く混ぜ合わせないといけません。上から水をかけるだけでは、そもそも混ざり合わせていないので強度も何もないわけです。

そもそも、施工方法自体、強度が強くなるような工法ではないという事です。むしろ、コンクリートに比べると強度は、はるかに弱いわけです。

例え固まる土の厚みを増そうが、強度が弱いことには変わりがありません。転圧を行い固めても、そもそも骨材自体が弱いですし、ワイヤーメッシュなども入っていません。コンクリートには敵わないわけです。

そんなそもそも強度が低い物の上に、毎日重たい車の出し入れを行うと、亀裂が入り割れたり、欠けてくるのは当然なわけです。そんなことから、プロは固まる土(砂利)を駐車場に使う事は推奨していないわけです。

広告でなどで駐車場でも使えるとありますが、厳密に言うと、使えるけど割れるのは覚悟して下さいという事です。

理由2 表面がタイヤで削られていき、クレーターができる

2つめの理由は、表面がタイヤで削り取られていくという事です。
これはどういう事かと言うと、コンクリートを駐車場で使用する場合、仕上げの際に左官屋さんが表面がざらつかないように、コテを使って丁寧にツヤツヤの状態に仕上げます。

そうすることで、平らな状態を作り、車の出し入れが非常にしやすくなります。また、水はけの良い状態になり、水たまりができなくなります。※あえて、表面をザラつかせる、刷毛引きという仕上げ方もありますが、これは主に滑り止めの為にする施工方法です。

一方固まる土(砂利)は、もともとは土の質感を出しながら、雑草を抑制するものです。施工の仕方が、砂の上から水をかけるだけなので、金小手を使う事がありまえせん。

試しに使った事もありますが、うまく仕上がりません。これは、腕の問題と言うよりは、砂とセメントの分量の違いです。セメントの量が少ないので表面が滑らかに仕上がらないわけです。

なので、どれだけ熟練の左官屋さんが、仕上げようが、固まる土(砂利)という材料は表面がざらついた状態で仕上がります。そうなるようにできているので当たりまですが…

そうするとどうなるかと言うと、何年も毎日車の出入りをしていると、タイヤと地面が何百回、何万回もこすれるわけです。すると、表面の砂を削り取ってしまうわけです。

削り取られた砂は、雨で流され会所の周りに集まるか、道路の側溝にながれていきます。敷地内ならまだしも、道路などの敷地外に流出するとご近所に迷惑をかけてしまうという事にもなりかねないわけです。また、毎日の掃除が大変です。

さらに、表面が削り取られることで、部分的にクレーターができてしまいます。そのクレーターが風化してどんどん広がっていきます。見た目もよくないですし、車の出し入れは非常にしにくくなります。毎日気を使って車庫からださないと行けなくなるというわけです。当然ひび割れもでてきます。ひび割れたところから雑草が生えてきたりもしてくるわけです。

理由3 結果的に費用がかさむ

このように、駐車場で固まる土(砂利)を使うと、ほぼ確実に割れたり、擦れたりしてくるわけです。他の固まる土よりも強度がありそうと思ってせっかく、固まる土を買ってきて、自分で蒔いて一生懸命DIYでやっても、将来的に駐車所は荒れてきます。

そうなると、やはりコンクリートにしないといけなくなるので、固まる土(砂利)の費用+コンクリートの費用となって、結果的に料金がかかってしまいます。

また、固まる土(砂利)の1㎡あたりの使用量の目安はあくまでめやすでしかありません。というのは、手作業で下準備をするので、掘る深さや面積を一定に保つことができないからです。

感覚としては、思ったより1袋が伸びません(少ししか広がらない)。なので、思っている以上に何袋も用意しないといけないです。ちなみに、1袋を伸ばそうと思うと、厚みを薄くすればできないことはありません。ですが、厚みを薄くするとさらに割れやすくなります。

また、駐車場に使うとなると、使う面積も広くなります。広くなればばるほど袋の数も必要になるので材料代がかさみます。DIYで施工をするのも良いでしょうが、とても骨が折れる施工になるでしょう。

まとめ

ようするに、固まる土(砂利)を駐車場で使う事はおすすめしません。

よくある、駐車場でも使えるという情報は、単に使えるだけで割れない保証はしていないのでご注意ください。ちなみに多くの場合、宣伝・広告だという事も念頭に入れておきましょう。

とはいえ、じゃあ固まる土(砂利)はどこで使えばいいんだ?という事ですが、アプローチなどの道となる以外の場所に雑草対策として使用するのが一番良いです。例えば、植木の周りやお庭の中など、雑草が茂っていて草引きが大変な所などにです。普段歩いたりしない場所には有効的です。

防草シートの上に砂利を撒くよりも、固まる土は効果的です。というのは、防草シートと砂利で雑草対策をすると、砂利に付着している砂が防草シートの上に溜まり、そこから雑草が生えてくるからです。

固まる土だとそのような心配がありません。駐車場に固まる土をつかうにしても、雑草対策として使用するとよいでしょう。

植木の近くだと、かなり落葉掃除がしやすくなります。砂利や土だと、落葉掃除がとてもしにくいですが、固まる土(砂利)だと非常に掃除が楽です。※植木の周りに固まる土を撒く場合は、使ってよいものと使ってはいけない物があるのでご注意ください。

お庭の雑草対策や落葉掃除のしやすさには力を発揮するのでおすすめです。

固まる土(砂利)以外の雑草対策はこちらの記事が参考になります。

【実例】庭の雑草対策をして、草むしりを不要にする方法

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